箕輪厚介「死ぬこと以外かすり傷」を読んだ。「今」が輝いた
こんにちは、ズーカです。
箕輪厚介さんの「死ぬこと以外かすり傷」を読みました。
時間は有限だ。人はすぐ死ぬ。だから「今やれ」
これは、「死ぬカス」からの引用です。
これを読んで、はっと、させられました。
何が起こるか分からない
僕は仕事を終えて、帰宅するために、駅のホームに並んで電車を待っていました。
午後10時ころです。
ふと、前の方をみると、
50歳位、スーツの上に黒のコートを着た、頭の頭頂部がハゲかかった男性
が、フラフラしながら、並んでいました。
こんな光景はよく見ますので、僕は、酔っ払ってるんだな、位にしか思いませんでした。
僕は、手に持っていた「死ぬカス」を集中してして読んでいました。
すると、ホームに電車が入ってきて、ドアが開きました。
並んでいる人が車両になだれ込んでいる途中、
バタバタバタ、ドスンという音と共に、さっきの男性が、倒れこみました。
上半身は車両の中、下半身はホームに出たままで、うつ伏せに倒れていました。
周りにいた人は、一瞬、時が止まりましたが、その男性はむくっと起き上がり、フラフラしながら電車の中に入っていきました。
幸い、怪我もなさそうで、一安心。
でも、僕はちょっと、「ゾッ」としました。
もし、電車がいなくてホームに転落していたら…。
生きていることが当たり前じゃない。
今、僕は36歳です。
「70歳くらいまでは生きられるかな」と漠然と考えていました。
でも、この男性のように、足を滑らせ、線路に転落してしまったら…。
交通事故にあったら…。
ほんの70年前の戦争中、たくさんの日本人が亡くなりました。
ほとんどの人が、「明日も生きていられるだろうか」と考えて、1日を過ごしていたはずです。
8年前の東日本大震災の時。
津波に飲まれた沿岸の地域では、生きていることが奇跡だった。
全ての人が100パーセント死にます。
例外はありません。
それが「いつか」は分かりません。
でも、若ければ若いほど「自分はまだ死なない」と思ってしまうんです。
自分が行動できる時間
36歳の僕が、70歳まで生きられるとしたら、
残り34年です。
でも、人には、「寝る時間」があります。
8時間寝るとしたら、1日の3分の1は寝ている。
ってことは、
34×2/3=22
22年分しか、行動できる時間がない!!!
もっと時間が少なくなるかもしれない!!
やりたいことをすぐやらないと!!
「今」を全力で生きよう
もし、今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは、本当に自分のやりたいことだろうか?
これは、スティーブ・ジョブズの言葉です。
朝起きた時、この言葉を思い出し、1日をスタートさせる。
もうすぐ今日が終わる。
やり残したことはないかい。
一生忘れないような出来事に出会えたかい。
かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい。
一生なんて一瞬さ、命を燃やしているかい。
これは、かりゆし58の「オワリはじまり」という曲の歌詞(抜粋)です。
仕事が終わって家に帰るとき、この曲を聴く。
(注:いい曲だすぎて、電車の中で泣いてしまうのが難点)
朝起きた時、ジョブズの言葉を思い出し、夜「おわりはじまり」を聞いて帰る。
すると、「今」が輝き出す。
意識しないと、漫然と過ごしてしまいそうだから、こうやって、「今」に輝きを与える。
今、生きていることに感謝し、全力で生きる。
人生は一度きり。
だったら、やりたいことをやろう!!