部下の上手な叱り方〜どんな言葉を使うかは関係なかった〜
こんにちは、ズーカです。
先日、仕事でミスをしました。
これについて、先輩のAさんとBさんから、
「何やってるんだ。こんなミスして。」
と叱られたんです。
仕方がないですね。
ミスをしたのは僕なので。
ですが、叱られた時の「自分の気持ち」に違いがあることに気が付きました。
Aさんから叱られた時は、
「こんなミスして、注意不足だったな」
「次から気をつけよう」
と反省しました。
ですが、Bさんから叱られた時は、
「お前に言われたくないよ」
と、思ったんです。
同じことを注意されているのに。
こんな経験したことありませんか?
この差は、
その先輩が僕のことを普段からどれだけ見てくれていたか
によって生まれるんです。
「叱り方」より人間関係が重要
僕は、叱られる人によって、その言葉を受け取れる時と受け取れない時があります。
ですが、その理由がはっきり説明できませんでした。
そんな時、講演会の「鴨頭嘉人」さんが分かりやすく説明してくれました。
答えは、その先輩が
普段から自分のことを見てくれているか、気にかけてくれているか
なんです。
つまり、日頃から
仕事を教えてくれたり、仕事を任せてくれたり、いざという時は全力でサポートしてくれる先輩
がいたとします。
こんな先輩からであれば、
「何やってるんだ、バカヤロウ。」
と、強く叱責されたとしても、素直にその言葉を受け取ることができるんです。
「パワハラだ」なんて絶対に言いません。
反対に、普段、自分のことを全然見てくれてない先輩から、
「何やってるんだ。バカヤロウ」
と強く叱責されるとどうか。
「お前には言われたくないよ」と思いながら、口先だけで、「すいません」をリピートとするんです。
つまり、注意された言葉を素直に受け取れるかは、その人との人間関係に大きく影響を受けるんです。
「部下の上手な叱り方」みたいなビジネス書には、「叱る時はタイミングと場所と言葉を選べ」なんて書いてありますよね。
でも、人間関係ができていないと、小手先だけのテクニックで叱られても、全然響かない。
ですが、人間関係ができていれば、多少強く叱責されたとしても、素直にその言葉を受け取ることができるんです。
部下の心に響く叱り方
部下を叱る時に「魔法の言葉」はありません。
きちんと部下とコミュニケーションを取り、仕事ぶりをよく見て、適切なアドバイスをする。
こうした日頃からの積み重ねによって、人間関係ができ、叱った時も、その言葉を素直に受け取ってくれるようになるんです。
もちろん、自分のことをきちんと見てくれている人から褒められた時は
ちょー嬉しい
です。
部下を持つ皆さん、叱り方をあれこれ考えるより、まずは、日頃から部下を気にかけてみて下さい。